デミオの中古車との出会い。

マツダ・デミオデミオ

私が中古車と出会ったのは免許を取りたての頃でした。
最初は新車を買うつもりでしたが、親が「免許を取りたてだし、中古車でもいいんじゃない?」と言った為、中古車を買うことにしました。
中古車販売店へ行くと色々な車がありました。
どれも素敵で決められませんでしたが、ひときわ目立っていた車がありました。
それがなんとMAZDAのデミオでした。とてもかっこよく、一目でこれだ??と思い即決しました。
納車の日が来るまでワクワクして夜も眠れませんでした。
ついに納車の日、車を目にすると目の前がパーっと明るくなりました。
ドキドキして、まさに恋人を手に入れたときの感覚でした。
その日からデミオは私の親友になりました。
悔しかったことも苦しかったことも、泣きそうなぐらい嬉しかったこともみんな、この車が知っています。
そして三年、四年経ち、デミオのおかげで彼女もできました。
このデミオで彼女と色々なところに行きました。
春夏秋冬、各地を回りました。
いっぱい思い出が詰まったデミオです。
もう、親友を通り越し家族の一員のような、そんな存在になっています。
そして、彼女もこのデミオを気に入ってくれています。
その彼女とは今度結婚することになりました。
これからも彼女とデミオとともに過ごしていきたいと思った矢先、数十年乗り続けていたせいか、車の寿命が来てしまいました。
修理することも不可能で、廃車することが決まってしまいました。
どうにかならないのかと修理できるのではないかと相談したのですが…やはり、廃車しかないと言われてしまいました。
私は悔しくて泣きました。十代の頃から一緒に生活してきた家族です。家族よりも僕のことを知っている唯一の存在が今、なくなろうとしています。
彼女…妻も悔しくて、悲しくて泣いています。
私たちには直すこともできない。
車屋に相談すると新しい車はどうかと言われました。
そう言って出された車がMAZDAのデミオでした。
奇跡…運命だと私は思い買いました。
そして、今でもその時買ったデミオを乗り続けています。

 

 

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